黒石寺蘇民祭とヤッサ祭り
■ 岩手県の裸祭り素っ裸の争奪戦!
◆黒石寺蘇民祭

国の重要無形民俗文化財に指定されている有名な祭り。夜から朝にかけていくつかの催しとして行われる。全裸や六尺ふんどしの男たちが水ごりの後、火をたいたやぐらの上に上がり気勢をあげる。明け方にかけて揉み合いながら蘇民袋の争奪戦。争奪戦は寺の境内から外の路上にまでなだれ込み、蘇民袋に入っている数個の御札を獲得した者は御利益がある。
・日時 旧暦正月7日(2月上旬)深夜から翌朝
・場所 岩手県水沢市黒石町・黒石寺
・服装 締め込み
・形態 蘇民袋を奪い合う競技系や水ごりなどの儀式系、やぐらに上がり気勢をあげるパフォーマンス系と多彩
・歴史 千年以上
・裸男数 トータルで100人
・観客数 トータルで1500人
・参加の可否 当日一般参加受付有り
・およそ8時間に渡る祭りなので、参加者の裸男も前半と後半とでは違っていたりする。全裸が許可されていた理由は、過去の争奪戦で蘇民袋と褌を間違えて奪い合い、事故が起きたということからであるらしい(2010年以降、現在は、全裸参加は認められていません)。
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■ 群馬県の裸祭り
柱によじ登る裸男!
◆ヤッサ祭り

若宮八幡宮の境内で地元の若者が前の者の下帯をつかみ数珠つなぎになって走り回る。かね叩きを先頭に本殿を廻ったり社殿の柱によじ登る。この行為を7回繰り返した後、大鈴をもぎ取る。社殿の鈴をうまくもぎ取れるとその年は豊作になるとも伝えられている。
・日時 9月29日夜7時頃より
・場所 群馬県月夜野町若宮八幡宮
・服装 六尺もしくは薄手のさるまた
・形態 集団で走り回ったりよじ登ったりのパフォーマンス系
・歴史 400年
・裸男数 50人
・観客数 400人
・参加の可否 若宮八幡宮に問い合わせ
・裸男たちは「ヤッサ、モッサ、シンジュウロウ」と声をかけあいながらうねり歩く。この「シンジュウロウ」というのは、名胡桃城落城の際に村人に腰ひもをつかませ避難誘導した大木新重郎という武士であり、この祭りの形態そのものがその避難の様子を表しているという説がある。
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◆黒石寺蘇民祭 特大特選写真、20枚

と
◆ヤッサ祭り 特大特選写真、14枚

は、
2012年6月10日まで、期間限定で公開、終了しました。
カテゴリ : 東日本
愛知・『小渡天王祭』、京都・『下鴨神社夏越神事』
■ 愛知県の裸祭り火を担ぐ裸男の勇姿!
◆小渡天王祭

智教院を起点にはっぴや六尺姿の若衆が威勢良くみこしを担ぐ。神明神社へ参拝の後、松明(たいまつ)に火を付け、それぞれ矢作川まで担いで行く。ラストは盛大な花火大会。
・日時 8月15日午後5時頃より
・場所 豊田市小渡(おど)地区
・服装 締め込みふんどし又は短パン・はっぴなど自由
・形態 みこし担ぎやたいまつ担ぎ花火大会娯楽系。
・歴史 近代
・裸男数 40人ほど。
・観客数 花火大会を入れると1000人ほど
・参加の可否 年齢18歳以上事前申し込みで一般参加可。募集人数40人まで。
・感想 みこしを担ぎたい人はみこし、松明(たいまつ)は松明とやれる範囲で参加できる自由な雰囲気。女性も参加できるので家族参加の方も。風鈴の産地で展示会も楽しめ、渓谷など自然景観が美しい地域。
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■ 京都府の神事
矢を取り合う男たち!
◆下鴨神社夏越神事

神官が厄除けの紙人形を撒くと同時に、男たちが中央に立てられた矢を取り合う。03年度は上半身薄手の作務衣にさるまた姿。矢取りは一瞬で終わる。
・日時 立秋の前日(8月上旬)午後6時
・場所 京都市下鴨神社
・服装 薄手の作務衣
・形態 矢の取り合い
・歴史 平安時代以前より
・裸男数 30人ほど
・観客数 150人ほど
・参加の可否 神官関係者のみ
・感想 近年は褌姿であったが作務衣になってしまった。イス取りゲームと同じで一瞬で終わりシャッターチャンスも限られる。国宝の下鴨神社本堂と「糺の森」の荘厳さは一見の価値あり。
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◆小渡天王祭 特大特選写真、15枚 + 風景写真、1枚 =
合計、16枚

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●撮影者・南島健太郎からのメッセージ。
「手前味噌で恐縮ですが、小渡天王祭の写真はお勧めです。1枚1枚に味があります。これは写ってる方々が良いからです(肖像権に鑑みて、お顔には軽くボカシかけています)。」
と
◆下鴨神社夏越神事 特大特選写真、5枚 + 風景写真、1枚 =
合計、6枚。

は、
2012年6月10日まで、期間限定で公開、終了しました。
カテゴリ : 西日本